八栗張り子
種類:紙張り子
制作地:香川県高松市牟礼町(旧 木田郡牟礼町牟礼) 後に高松市上福岡に転居
現制作者:廃絶
漆原馬須雄(1899〜1978)・・・漆原千代(1905生、漆原馬須雄の妻)
漆原馬須雄は旧美術学校(元東京芸芸術大学)彫刻科で学び、彫塑作家として活躍していた。しかし戦争の厳しくなった頃ふるさとに帰ってきた。戦後、張り子の制作を始め、八栗山麓の八栗ケーブル駅の近くで制作していた。漆原馬須雄は1978年(昭和53年)に亡くなったが、妻の漆原千代によってその後も制作が続けられたが廃絶。
硬貨を入れる穴は後開けか? | |
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左足底に八栗の文字 | |
高さ226mm×横123mm×奥行133mm (高松市歴史資料館のデータより) 下の招き猫尽くしは高さ27cmとあるので高松市歴史資料館のものより大きい。 右手上げの黒猫 手作りの前垂れを付けるが、どちらも千代作のオリジナルであるかもしれない。 |
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招き猫尽くし (荒川千尋・板東寛司)より 漆原千代作 |
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参考文献
招き猫尽くし (荒川千尋・板東寛司、1999 私家版)
郷土玩具1 紙(牧野玩太郎・福田年行編著、1971 読売新聞社)
全国郷土玩具ガイド4(畑野栄三、1993 婦女界出版社)
中・四国おもちゃ風土記(津田一男、1977 中国新聞社)
四国のおもちゃ(加藤増夫、1977 四国新聞社)