2024年1月21日、中野ひな市のページを設定する。
気がついたら中野ひな市の案内が出ていた。今年も昨年と同じ葉書による事前抽選方式となった。どうもこの方式は定着しそうだ。まつりとしてのひな市は当日並んで抽選する方が人出も多く盛り上がると思われるのに残念である。もっとも遠路はるばるやって来てハズレということはなくなったのはメリットかもしれない。奈良久雄さんが高齢であまり制作できない半面、由起夫さんに順調に代替わりしているようではある。西原さんも高齢の域に入ってきているので跡継ぎはどうなっているのだろうか?
申し込みの葉書は出すが、今年も前日の内覧会に行くことになりそうだ。
今年も3月30日に日帰りで出かけることが決定した。土曜日なので時間に関係なく割引があるのはいいが、混雑は避けなければならない。
中野ひな市公式ホームページ(左のバナーをクリック)
今年の販売方法は以下の通り |
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詳細はひな市のHPをご覧下さい |
3月12日現在、当選の葉書は来ていないので今年は落選のようだ。
2022年から「全国土人形展示即売会」は一般財団法人「信州なかの産業・観光公社」の扱いになっている
2月28日 第一弾として中山人形が掲載された。これから作品が入荷すると共に増えていくだろう
3月 8日 古賀人形、古型博多人形、大和出雲人形、中湯川人形が掲載された
3月12日 三河大浜人形、津屋崎人形が掲載された。
3月13日 三次人形が掲載された
3月14日 小幡人形、長浜人形が掲載された
3月15日 富山人形、乙川人形が掲載された
3月22日 花巻人形が掲載された
3月23日 伏見人形が掲載された
3月25日 堤人形(堤人形製造所)が掲載された
3月26日 下川原土人形が掲載された
3月28日 堤人形(おひなっこや)、今戸人形が掲載され販売人形が出そろった
今年は価格も掲載された
当日編といいたいところだが、内覧会は前日までしか開催されない。最近は以前とは異なり長居はできないので、内覧会だけ見て帰ってくることが多くなった。今回も昼過ぎには現地を出発している。今年は事前情報も少ない。特に中野土びなに関してはどの程度の数が出るのか、何が出るのかもネット上に上がらなかった。それに対して全国土びなの方は価格も掲載されていた。
とにかく時がたてば記録がほとんど残らないので、使命として記録を残すことにした。ただし当日の記録がないのは残念である。
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今年も中野ひな市に向けて出発
正確には「中野ひな市前日」
いつものように未明に出発して
途中で仮眠時間調整の予定
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3月30日未明出発 |
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東部湯の丸SAで仮眠 |
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東部湯の丸SAまで一気に走り
その後仮眠
朝を迎えて朝食を食べながら時間調整
出発して中野農協の直売所へ行って
今年のジャムを調達する
ペクテンなしのジャムは少ないので
いつも購入してくる |
朝を迎える |
空が青い |
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中野農協のオランチェ |
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隣は観光センターなのだが閉まっている |
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今回もオランチェでジャムやリンゴを
購入する
隣の信州中野観光センターが
閉まっていて張り紙がある
契約期間終了で閉じたようだ
また4月から新しい指定管理者が入って
再開するようだ |
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5月から新しい業者で再開 |
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立ヶ花公会堂に駐車 |
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西原さんのところへ向かう |
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依頼した猫ができあがっていた |
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西原さん宅へ約束の時間に訪問する
昨年制作依頼した古いタイプの招き猫で
彩色も古い作品を再現してもらったものだ
いろいろと話を伺う
また次の制作も依頼した
いっしょに東日本大震災で骨折した猫の
修復も依頼した
左手は接着したが
どうしてもつなぎ目に隙間が残る
この隙間の修復だ
今年も干支ものを制作したらしいが
みんななくなってしまったとのこと |
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ここを修復依頼した |
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三河系の型で制作した五条大橋の組み物 |
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中野市内中心部へ向かう
いつも通る道路のすぐ近くで
昨年大事件があった
中野第一駐車場に駐める
今日までは陣屋前も駐車できるが
歩きながら街の変化を見ていくのが目的だ
すでに露店の設置場所が示されている
現在の商工会議所は旧商工会議所の
更地から段差があるが階段で上がれる |
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昨年このあたりで大事件があった |
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中野第一駐車場に駐める |
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露店の出店場所 |
旧商工会議所跡 |
商工会議所 |
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西原さんの出品 |
奈良由起夫さんの出品 |
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今回も商工会議所多目的ホールが
展示会場であり販売所になっている
奈良久雄さんも見学に来ていたようだが
会っていない
岐阜のおじさんは会っているようなので
少し前に見学していったのであろう |
今年は残念ながら
ひな市のHPに出品作品が
掲載されなかった
見学していないとどんな作品が
出品されたのかわからなくなってしまうので
一部であるがここで紹介して記録とする |
奈良久雄さんの出品(正面) |
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西原久美江さんの出品 |
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二木弾正などこのあたりも三河の定番作品 |
手前は一の谷 |
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奥が制作依頼されたという「五条大橋」 |
「山﨑街道」、左手前は与市兵衛にヒゲがない |
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昨年の干支 今年がない! |
関羽が一体出ていた |
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八重垣姫や羽子板娘など定番の人形 |
おふくさんは以前あったかな? |
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これも定番の縁起物達 |
豬乗りは一体しか出ていなかった |
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招き猫は20体出品されていた |
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黒猫も他の2体も小だがサイズが違う |
これもすべて小 |
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手が身体に付いている古いタイプが4体出ていた |
右は通常のタイプ(大) |
西原さんの猫は20点出品されていた 小が11点、中が5点、大が5点 その中で手が離れている 従来タイプの大は1点だけであった 古いタイプの手が身体に付いているタイプは 大が3点、中の黒猫が1点出ていた メロ君をモデルにしたハチワレタイプの定着してきた 小はサイズ違いがある 型抜きして焼き締められたのだろうか? |
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(上)手前は小、その後ろは中
(左)前2列は小、後列は中 |
奈良由起夫さんの出品 |
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今年も多くの作品が出品されていた 大猫も1体出ていた 金太郎の肌はさすがに赤いが 他は自然な色合い ふぐ乗りも多く出ていたが、1体鯛乗りが出品されていた 招き猫もいろいろと出品されているが 細かい表現で久雄さんとは差別化を図っている
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定番ふぐ乗りもの |
定番ふぐ乗り大黒(小) |
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ふぐ乗り七福神 |
招き猫もいろいろ変化を付けている |
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時の話題に合わせてLA |
このあたりの猫も由起夫さんのオリジナル |
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飾り猫2体 |
招き猫達磨 |
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猫つぐらには座り招き猫が1匹 |
おこもり猫の襦袢はシンプル |
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オリジナルの寝り招き猫 |
比較的小さい作品も少数ロットで出品されている |
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注意書きも見ているとおもしろい |
奈良久雄さんの出品 |
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奈良久雄さんの作品は組み物を含めて9点 |
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扇持ちおかめ |
大石内蔵助 |
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幸雲龍 |
招き猫 |
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招福招き猫(組もの) |
扇持ちの超小型 |
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ネコ付きだるま |
2匹とも口を描き忘れている |
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ふくろく寿 |
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ネコ抱きふくすけ |
おかめの壁掛け |
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ひな市のポスターを欲しかったがもうなくなってしまったとのこと。そういえばチラシもないな。
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陣屋県庁記念館に
全国土人形即売会の展示を見に行く |
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今日は駐車可能 |
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ネコがいた |
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入り口の顔はめパネルは低すぎないか? |
陣屋県庁記念館入り口 |
全国土人形展示即売会 |
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人が多いと整理券を配るようだ |
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まだ今の時刻は空いている |
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下川原焼土人形 |
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(上) 下川原焼土人形
今回は猫はなかった
福助おどりがあるのだからもしかしてあれも型があるか?
(左) 花巻人形
こちらも今回は猫はなかった |
花巻人形 |
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中山人形 |
上目遣いの招き猫 |
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堤人形(芳賀家) |
毎年干支が出品される |
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今年は大・中・小の3種類が出ていた |
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(上) 堤人形 芳賀堤人形製造所
毎年干支が出品されるが、今年は3種類出ていた
(左・下) 堤人形おひなっこや
猫は何種類か出ている
かつて訪問したころは鯰押さえはまだなかった |
堤人形(おひなっこや) |
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瓢箪抱き招き猫と鯛引き寄せ猫 |
瓢箪抱き招き猫(黒) |
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富山土人形(土雛窯) |
土雛窯もなかなか訪問できない |
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招き猫 特大 |
脇の鈴に模様があった |
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手びねりの鳩があった |
この狐は今度入手したい |
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多様な今戸人形を復刻している |
招き猫貯金玉 |
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丸〆小判猫 |
この菊柄の猫は欲しい |
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火入れ |
これは初期に復元した型のはず |
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たこ柄の座り猫は顔がかわいい |
丸〆猫(小) |
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今戸人形の吉田義和さんは
こだわりを持って古い型を復元している
ねこれくとに写っていた装束稲荷の招き狐をみて
メールをいただいたこともあった。
猫の種類も初期に比べて格段に増えた
全部入手するのは資金的に難しいが
制作場所が近いのでまた訪問してみたい |
子抱兎 |
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(左) 乙川人形
招き猫は小さいものが出ていた
(下) 三河大浜人形
最近は三河を付けているのは
秋田の大浜人形と区別するためか?
最近はご無沙汰してしまっている |
乙川人形 |
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シンプルな招き猫は意外に少ないかもしれない |
座り犬は洋犬か? |
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大和出雲人形 |
座り猫が出ていた |
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(左上) 大和出雲人形
ここは猫はないと思われる
(右上) 小幡人形
今年は出品が少なかったようだ
(左) 長浜人形
黒猫が1点出品されていた
(下) 中湯川人形
毎年、青柳守彦さんはひな市に来ていたが
今も来ているのだろうか? |
長浜人形 |
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中湯川人形 |
大きい黒猫が出ていた |
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三次人形 |
丸本みつ子さんが継いで制作している |
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津屋崎人形 |
夢二風人形は新しい型なのだろうか? |
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古賀人形 |
中猫が出ていた |
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古型博多人形 |
今回いちばん興味を持ったのがこれ |
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以前は毎年干支にちなんだ土鈴を購入していたが
最近は出品数が少ない
その中で気になったのがこの一品
「人形鈴 又ゼ山鳥」という作品だ
獲物のような山鳥を確かに担いでいる
しかも狐が肩越しに顔を見せているがこちらは生きている
又ゼとはなにか?
はっきりしたことはわからないが、調べてみると
福岡地方の古くから伝わる民話のようだ
又兵衛(「またぜい」あるいは「またぜ」)と「おさん狐」の
ことのようである
又兵衛とおさん狐が丁々発止のやりとりをする物語で
いろいろな話があるようだ
残念ながらこの山鳥の話はわからなかった
ちなみに又兵衛は馬方であり
肩に乗っているのが、おさん狐のようである
福岡の民話 「福間の又兵衛さん」 朗読あり |
「人形鈴 又ゼ山鳥」 |
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伏見人形 招き猫(大) |
羽織招き猫 左・右 |
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黒招き猫 |
伏見定番の人形が並ぶ |
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伏見人形は猫が多い
かつては楠くん社の猫も作っていたようだ
そういえば丹嘉の羽織猫は持っていなかった
我が家のは中川製だった
黒招きも会ったと思ったが
大福帳を手に持った招き猫もあったような
あまりにも定番過ぎて
まだ招き猫・猫図鑑でも扱っていなかった |
十二支 |
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ここで会計 |
自分で梱包するが狭すぎないか? |
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地元の市川さんと和田さんの所蔵品展示 |
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左が所蔵者の市川一生さん |
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まだ昼前だが帰るとしよう
金長食堂でカツ丼を食べようとしたが
「本日は予約のテイクアウトのみ」と
張り紙があった
今年も食べ損なった
黄色い猫も健在だった |
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金長食堂 |
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花がいっぱい |
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締め切った車の中は暑い |
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駐車場には除雪で積み上げられた
雪の名残があったが
花が咲き始めた中野にも
春は確実に訪れていた
今年はまだ早いとはわかっていたが、
高梨館跡公園のサクラを見に行く
人の姿もなくカラスがいるだけ
一輪くらい咲いていないかと思ったが
まったく咲いていなかった
しかしつぼみは膨らみ開花は近い
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高梨館跡公園 |
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開花していれば人がいっぱいのはず |
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つぼみは膨らんでいる |
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黄砂で遠くの山がかすんでいる |
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小布施でおみやげを買って |
家路につく |
かすんでいる |
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横川SAで休憩して支援物資を調達し
一路東京へ
途中で事故による小渋滞があったが
順調に東京に接近する |
横川SAで休憩 |
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そのまま支援物資を持って
ばあちゃんと猫の様子を見に行く
猫たちの食事タイム
結局いつのも夕方と同じになってしまった |
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帰宅するとすでに暗くなっていた
17時間弱、495kmの旅であった
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今年の収穫 |
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左手挙げ |
やや上向き視線 |
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斑の位置は古作と同じ |
尻尾の彩色なし |
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挙げている手が身体に付いている古いタイプ
この型は残されていなかったが
最近になって復元された
サイズは大であるが
従来型の手が離れたタイプの大よりは小さい |
新型コロナの影響もあり、葉書による事前抽選がすっかり定着した感がある。この方式になってから3月31日のひな市当日はまだ行っていない。かつての長蛇の列はなくなったようだが、市の盛り上がりはどのような様子なのだろうか?内覧会を含めると2日がかりになってしまうので遠方から行く者にとってはハードルが高い。しかし最近の様子も見てみたい。