北海道の招き猫12 2008年版

 このシリーズも10シーズン目となる。今年はかつて報告した物件のその後の様子(存在確認)が多くなってしまった。まだまだネタ探しの旅はこれからも続く。北海道は大きくて広いのだ。

1 「函館万代食堂」の招き猫
 まいどおおきに食堂のチェーン店。御影石の台座の上で招いている石造りの招き猫。顔は大陸的な感じがする。首には「まいどおおきに食堂」のプレート。でも他店では見かけたことがない。

2 函館朝市のおやじ招き猫
 函館の朝市にいるおやじ顔の招き猫、特に変化なく健在。

3 函館から八雲へ行く途中の店
 国道8号線の函館から八雲へ行く途中にあったプルーンやトウモロコシを販売している店。店先のトウキビケースの上に置いてある箱の中から招いていた。大きい1匹はグリコポッキーの販売促進用の招き猫か?

                 
              箱の中で道行く人を招いていた

4 八雲の「(株)シンオシマ」のフェンス
 特に大きな変化はなし。このままシルエットとして定着した。興味のない人はまったく気がつかないだろう。塗ってから何年かたったので塗装も少し傷んできた。
 プラント施設がかなり撤去され、敷地内がすっきりしてしまった。閉鎖されないか心配だ。

 フェンス自体に大きな変化はなし  これは2007年 後ろの施設がなくなっている
 少し塗装がはがれてきた
      
         事務所以外ほとんどなくなってしまった


5 「もち米の里なよろ」の招き猫
 平成20年4月20日に名寄に新しくオープンした道の駅「もち米の里なよろ」の招き猫。名寄といっても合併前は風連町だった。新しくオープンした割にはけっこう年季が入っている招き猫だ。どこかの店にいたネコが転職したのだろうか。いい座布団に座っている。
 ここのソフト大福は種類がたくさんある。今度食べてみたい。

  
 新しくできた名寄の道の駅     けっこう年季が入っている

6 大雪山の招き岩
 大雪山という山があるわけではない。八ヶ岳と同じようにいくつかのピークを合わせて大雪山という。観光客が多い層雲峡側から黒岳に登ると途中に見えてくるのが招き岩だ。岩脈が風化で残ったものだろうか。これまで登ったときには撮影し忘れていた。今回の登山はこの撮影も目的の一つだ。今年は黒岳だけでなく北海岳まで足を伸ばしてしまった。よく見ようとすると7合目からさらに上まで登らなければならない。
 はたして招き猫の手のように見えからか、それとも招き猫のように見えるからなのか命名の理由はわからない。
 大きい岩が何本か立っているが一番手前の岩がネコのようだ。耳もあるし左手を挙げているように見える。

 見えてきた
 見る角度によっては招き猫  見下ろした招き岩  手書きの案内板



7 浦幌のガソリンスタンドの招き猫
 だいぶくたびれてきたが、まだまだ健在。もう閉店したあとの時間帯だったので初めて接近して撮影した。以前けっこう傷んでいたようだったが、顔に少しはがれがあるだけでまだまだしばらくは元気にはたらけそうだ。がんばれ!

   
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8 釧路のクリーニング店[ロリエ城山店」のシャッター招き猫
 今年も元気で、健在。別店舗は行きそこなってしまった。

  
シャッターの下りたクリーニング店     おなじみアイロン持ち招き猫


9 白糠町の「第16回カミパラ」ポスターのパラ吉
 16回目を迎えた今年のカミングパラダイス(通称カミパラ)の今年のテーマはエコ。宇宙ステーションの実験室「きぼう」にちなんでか、パラ吉は宇宙に飛び出した。宇宙ステーションのモジュール部分はよく見るとペットボトルや空き缶、割り箸でできている。

          ポスターを拡大する  
今年の第16回ポスター         今年のテーマはエコロジー

10 中標津「味てんぐ」の看板
 様子を見に行くと何と看板の支柱に「貸店舗」の表示があった。味てんぐは閉店していた。看板ネコの下にもその前のラーメン屋の看板がうっすら見えていたが、この看板もやがて消え去っていくのだろう。
 閉店してしまったが、今後の記録のために住所も残しておこう。「味てんぐ」北海道標津郡中標津町西3条南1丁目1
 セットメニューと野菜ラーメンが人気があったらしい。野菜ラーメンのボリュームはかなりのものだったようだ。なくなってみると食べに行かなかったのが悔やまれる。

 
 看板は健在だが・・・  貸店舗の看板が寂しい


11 中標津の看板会社「(株)クレア」の看板
 昨年かなり傷んでいたが、今年は新しくなっていた。デザインも少し変わっていた。そこは看板屋なのでお手の物なんだろう。
 看板の枠も千両箱仕様のものになった。
 調べてみたら別海町にも支店があるようなのでこちらの営業所も見たくなった。来年まで覚えていられるか心配だ。

 建物全景  こんな感じになりました
 これは入り口ね  これは去年(2007年)

(株)クレア 北海道標津郡中標津町東四十二条南1丁目7


12?中標津のガソリンスタンド「中標津石油(株)」のネコ
 招いていないか!?


13 オシンコシンの滝の生招き猫「ノラ君」
 すっかり名物猫になってしまった知床のオシンコシンの滝の売店にいる宣伝部長。今年は災難続きだったようで、元気に営業活動を再開した。ノラ君に関しては別ページを立ち上げる予定。    ノラ君ファン倶楽部オープンしました

 目を開いているノラ君
 ここから先には入れない  歩くノラ君


14 美幌町の「大吉君」
 美幌町にあるこの看板も健在です。

 ちょっとくたびれてきたが健在


15 美深町「井上食堂」の招き猫
 毎年お世話になっている美深の有名食堂「井上食堂」だが、昨年招き猫が誘拐された。
 「アレッ、外のウィンドウに黒い招き猫がいる」 もしかしたら、でも自信はない。店の中にあったものより大きく感じる。とりあえず写真を撮って帰る。帰宅してから以前の写真と比較すると傷の位置が同じで店の中にあった招き猫と判明。おじさん、置く場所を移動したのを忘れていたんじゃない。もしかすると手伝いにきているおばさんが移動させたのかもしれないが・・・。
 とにもかくにも井上食堂に50年ほど住み着いている招き猫は健在であった。

 左のソフトクリームの後ろにいる
      
         間違いなかった


おまけ
 「利根沼田みのりの里スタンプラリー」のポスタートとのぼり猫


 北海道の招き猫ではありません。北海道に行く途中、サービスエリアで見かけた「利根沼田みのりの里スタンプラリー」のポスタートとのぼりの招き猫。今年で5回目になるらしい。この招き猫は毎年登場するのだろうか。招き猫が持っているのは手前から「くだもの」、「やさい」、「花」、「トマト」、「温泉の手ぬぐい?」

     
ポスターはスタンプ町と同じデザイン     のぼりはくだもの持ち

                                       

 今年はここまで。今年は北海道23シーズン目にして初めて稚内に行きそこなった。はたしてあの書店の招き猫はどうなったのだろうか。気がかりである。来年はさらにインパクトのある北海道の招き猫を見つけることにしよう。