コロナに負けるな、今年も深大寺だるま市だ   
                                      事前情報      

 2023年1月19日、深大寺だるま市のページを設定する。
 中野ひな市同様、4年目に入ったコロナ禍の中での深大寺だるま市となった。第8波による感染者数は相変わらず多いが、感染対策をしながらほぼ平常の開催となるようだ。今年も当日までの過程を記録することにした。


     事前情報(ここ)
     当日編(3月3日)
     おまけ画像へ (俵乗り招き猫について若干の修正 3/14)



 今年の初詣は特に規制はなかったようである。

 節分会のお知らせ(1月12日)

   
 特に規制はなく、3年ぶりにゲストを招いて節分豆まき式が開催される予定。


 節分会も無事終わったようだ。しばらく深大寺のHPを見ていないうちに次のだるま市に季節は移っている。(2月10日)
   
 今年は「お練り行列」を久しぶりに実施するようだ。

   
 その他だるまの目入れなども変わっていない。護摩祈祷に関してはまだ時間が決まっていないようだがおそらく従来に近い形にだるま市も戻ってきたようである。
   
 護摩祈願の時間も決定していよいよ当日を迎えるだけになった。
   
 


                                 





      コロナに負けるな、今年も深大寺だるま市だ
                                   2023年3月3日            当日編





やはり同じ都内に住んでいると
油断して出発が遅くなってしまう
今年も家を出たのは
7時過ぎになってしまった
最近は新宿経由で行くことが多くなった
約1時間かかる
今年も第2駐車場を利用する
到着は8時を過ぎていた
まだガラガラ状態の駐車場 今回も西門から入る
曇ってはいるが雨の心配はない 会田さんの店に向かう
岐阜のおじさんは買い物も終わっていた 猫が並んでいる
気になる猫がいた
大きい横座り猫だが
首玉がシンプルで鈴も小さめ
持っていたかな?
でも聞いたらおじいちゃんがつくった
型とのことだった
気になる猫がいた 達磨大師
ダルマ抱えの小型が出ていた
おねえさんの取り置きの親子招きを持たされているおじさん
来年に向けて古い型で注文 大量仕入れで販売するのかな
今年も干支ものを2匹入手した
さらに来年に向けて制作を依頼した。
付け加える仔猫の部分がないそうで
つくらなければならないようだ
よろしくお願いします
大黒ダルマ お得意様のようだ




根岸さんの店
制作の中心となっている
根岸利夫さんのご子息のお名前は
まだ聞いていなかった
根岸さんの猫は一目でわかる特徴的な猫
横座りタイプは新しい型
岩絵の具の群青で目を入れた
猫を1匹購入した
根岸さんの店 手張りのダルマや猫が並ぶ
横座りは比較的新しい型 岩絵の具の青目の猫を入手する
ダルマお買い上げ! 姫だるま抱き招き猫もある
内野さんの店に行く
猫は並んでいたが
残念ながらすべて持っている型だった
やはりリストを持って行き
制作依頼する方が確実だ
内野さんの店へ向かう 猫はいたが・・・・



 脇から入ったのでもう一度山門から撮影する。小学生が見学にやって来ている。

西門から入ったので
正面の山門に回りあらためて取材撮影
小学生の集団がやってきたので混んでいる
今年はちょうど白梅が見頃だ
山門 山門に向かう小学生
本堂に向かう 本堂脇で ムクロジの実ができている
竹籠がだんだん減ってきた これも高崎製か?
今年は久しぶりにお練りがあるとのことで
庫裡の中には儀式の準備がされていた
旧庫裡 百味百膳の儀式用の膳
これは高崎の小判乗り招き猫 ちょっと個性が強い招き猫はどこか?


 元三大師堂へ向かう。今年も目入れは堂の上でおこなっている。なかなか以前のように護摩焚き法要を見るには至らない。

階段を上がり元三大師堂へ向かう
目入れの列ができているが
時刻が早いので
まだそれほどの長さにはなっていない
今年も目入れは
堂の上でおこなわれている

元三大師堂へむかう 元三大師堂
まだ目入れの列は長くない 今年も目入れは堂の上で
テレビのインタビューを受けていた だるま納所
稲荷大明神白山大権現山王大権現 狛犬が気になる(天保12年奉納) 露店は開店しているがまだ客は少ない
西門前の露店も開店していた 今年も深大寺動物霊園に寄ってみる 供養塔の周囲はこうなっていたのか
深大寺動物霊園による
供養塔の周りにある霊座を初めて見た
供養塔を囲むように建物がある
初めて中に入ったがけっこう奥行きがある
骨壺を納める霊座が並んでいる

庭に眠っている猫たちも
やがてこういった合同納骨所に
移ってもらうことになるだろう
霊座のある建物に入ってみた
神代植物公園は開園している 北門から入る開山堂は工事中 駐車場の戻ると満車になっていた

 今年の収穫の猫3匹。会田家の干支もの招き猫は21世紀に入った前後からスタートしている。初期のものは会田さんのところでも写真が残していないそうだ。我が家では2001年の巳が干支もの購入の最初であるのですでに2巡が終わろうとしている。それ以前はいろいろなものを抱いた変わり招き猫を購入していた。その後は仕事で行けないことも多く飛び飛びのだるま市参加状態であった。2012年からは毎年購入できている。したがって兎の干支ものは今回が初めての入手となる。

今年の収穫
兎抱き?招き猫(会田家)  
かわいい系の兎並び招き猫
シキの厚みがあるので空中浮揚してしまう

高さ198mm×横183mm×奥行109mm
(猫のみ 高さ198mm×横120mm×奥行109mm)
雪見兎抱き黒招き猫(会田家)
「そうきたか!」と思わせる
雪見兎を添えた一品はおもしろいアイデア
黒猫は横座りの型
黒猫に光沢があるので照明を入れると撮影が難しい

雪見兎には赤い目に使われる南天の柄が入っている

高さ194mm×横177mm×奥行197mm
(猫のみ 高さ194mm×横177mm×奥行142mm)
ダルマ抱き招き猫(根岸家)
高さ192mm×横111mm×奥行104mm
岩絵の具による青目のダルマ抱き招き猫
あごの部分はひげと思ったら「寿」だった

今まで見落としていたのかと思い、
所蔵している根岸家の招き猫を見たがあごの部分に
黒い斑点(ひげ?)が描かれているものはあるが
「寿」は初めてだ
今回撮影した画像をよく見ると
ある程度の大きさの猫には「寿」と書いてあるようだ


 制作を依頼した猫の完成を楽しみにまた1年待つとしよう。

おまけ画像  
  インスタグラム
@kaikosuzua より

俵乗り招き猫
 高さ29cmあるそうだ 
早朝にこんなものが出ていた
やはり早く行かないとダメだ

俵乗りはどこかで見たことがある
調べてみたら
全国郷土玩具ガイド2(畑野栄三、1992 婦女界出版社)の
裏表紙にある多摩張り子群の中に俵乗りがある
しかしそれはもう少し大きめの俵1個に乗った作品
かつて群馬県上野村にある
全国郷土玩具館で撮影したもの
畑野栄三氏の所蔵品と思われる
まだデジカメも35万素子の時代の撮影
ここに展示されていたのは3個の俵に乗り
さらに下の俵を左右から招き猫が支えている
今年深大寺で出たのはその簡略版と思われる
上に乗る猫も異なる
全国郷土玩具ガイド2(畑野栄三、1992)より

裏表紙に掲載されている画像を
スキャンしてあらためて見た
乗っている俵の下にも俵らしいものが見える
さらに両脇の横座り猫が俵を押さえているように見える
これは全国郷土玩具館で見たものと同じ個体のようだ
したがって一個の俵に乗る招き猫は
存在しないことがわかり上の記事を修正した
よく考えればあの大きさの猫と俵では不安定なのである