2012年6月
京都方面に出張ついででにちょいと散歩。
宿は京都の中心部。京都駅から目と鼻の先。まずは東本願寺に寄っていく。工事中でちょっと残念な気もするがこの工事中の方がレアな画像のはず。いずれ工事が終わればこの先何十年もこのような光景には出会えない。
とりあえず京都駅まで行って情報収集。駅ビルの中に永楽屋発見。手ぬぐいの店だ。「いただきます」(初版昭和11年)と「伸び」(初版昭和8年)を購入。
東本願寺工事中 考え方によっては見えるより隠れている方がレアな画像 | 山門も工事中 | |
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駅ビルに映る京都タワー | 「いただきます」 | 「伸び」 |
左 「思案中」 右 「猫ダンス」 いずれも初版昭和初期 |
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これが以前買った2枚 |
500円の市バス一日券を持って西陣方面に。目標「称念寺」通称猫寺。以前一度行ったことがあるが最近ペットのお守りが授与されているようなので行ってみた。
こんな街中だったかな。まったく記憶にない。でも機織りの音がすることは覚えている。
見えてきた。山門は新しくなっていた。猫松が見える。本道の脇にあるのがペット用の観音堂のようだ。その前ではペットの健康祈願のお守りを授与している。
猫用と犬用がある。1個300円。どうも人間用はなさそうだ。
称念寺(しょうねんじ) 〒602−8498 京都市上京区寺の内通浄福寺西入上る西熊町275 |
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目標は近い | 京都の街角には地蔵盆の社があちこちにある | |
称念寺山門 | 最近再建したようだ | 拡大する |
ペット供養?の観音堂 | ||
猫松 | 猫が伏せたように見えるかな? | |
お守りはセルフサービス | 犬用もあった | 猫のお守り色違い |
ペット用のお守りは小振りで 住職がデザインしたという 猫が合掌している猫用と 戌と書かれた犬用がある。 猫用は赤と紺の二色で裏面に 京都猫寺と刺繍で文字が入っている。。 犬用も同様に二色ある。 しかし裏面に京都猫寺の文字が あるかどうかは定かでない。 なお1個300円で備え付けのノートに 名前や個数を記入して 箱に代金を入れるようになっている。 袋も自分で入れる セルフサービスとなっている。 小銭がなかったので千円で3個。 どうもあるのはペット用だけで 人用のお守りはなさそうだ。 |
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袋いかにも手作り 上は猫松ね | ブロック塀の向こうがペット専用区画 | |
路地で見かけたこれは何? | さすが西陣、機織り機があった |
次は三条京阪の壇王法林寺(だんのうほうりんじ)。鳥の供養日があるのを見つけた。文字はよく見えないが調べてみると50年以上前に食肉となった鳥を供養するため建てられたようだ。
建物にはさまれて目立たない | こちらが正面になるようだ | 三条門 |
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鳥の供養費があった | ||
本堂 | 朝陽山とは法林寺の山号 | |
楼門 | 主夜神前 |
授与品はどこでかなと捜す。どうも右手の入り口が寺務所のようだ。チャイムを押して中に入ると板の間になって入り上がって用を済ませるようになっている。とりあえず主夜神の中型招き猫。あとで帰ってから中型は持っており大型がないことに気がついた。思い込みだ。かわいい猫柄のお守りがあった。これは人間用。美大の学生とのコラボレーションのようだ。お守りの説明カードの猫も学生のデザインのようだ。
寺務所 | 主夜神様お守り | これも美大の学生のデザイン |
檀王法林寺(だんのうほうりんじ) 〒606-8387 京都市左京区川端通三条上る 法林寺門前町36 主夜神村の法要は 毎年12月の第一土曜に おこなわれている |
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金属製のお守り | 授与していただいた中型の黒猫 | |
乳児園と子供の家(児童館) | 保育園 | 境内にも遊具 |
こちらは朱塗りの川端門 | 住所も法林寺門前町 |
境内には保育園と乳児園、子供の家(児童館)が併設されている。主夜神の法要ではこの保育園の園児も参加する。
西門は朱塗りの川端門と呼ばれなかなかりっぱな門だ。ここで法林寺門前町という町名があるのを初めて知った。
さて猫三昧の後は昼食。三条大橋を渡り、久しぶりに新京極の中にある蕎麦屋「さらしな」に行き、ニシン蕎麦を食べる。おじいさんの好物だそうだ。小学校のころはよくきしめんを食べた。きしめんもこの店の名物だ。
三条大橋 | 三条大橋から鴨川を見下ろす | |
明治初年開業の「さらしな」 | 久しぶりにさらしなでニシン蕎麦を食べた | |
おみやげは錦市場で | 樽出しの漬け物 |
雨が落ちてきそうなのでホテルに戻りそこで仕事。ちょっとのんびりした(でも臨戦態勢で仕事してましたよ)。
ホテルのとなりにあった店で猫のケースを買う。何に使うケースかわからないがペンケースによさそうだ。2個買う。1個480円也。
翌日は嵯峨野散策。もちろん仕事です。少し雨が落ちてきそうな天気だったがしっとりしていていい感じ。鳥居元から化野念仏寺を通り、清涼寺経由で渡月橋方面に向かう。
途中の土産物屋に人毛を植えた大きな達磨を発見。その奥に何と多摩張り子の招き猫が。しかも内野家の招き猫。なかなか生産数も少ないしなかなかだるま市以外では入手が難しい。まさか京都で出会えるとは。資料館や東京のだるま市以外で内野家の招き猫を見たのは初めてだ。
化野念仏寺 | こんなところに多摩張り子が | 嵯峨野の竹林 |
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渡月橋、仕事してまっせ! |
そして今回の出張も無事終わるのであった。
長い間懸案になっていた称念寺を久しぶりに訪問して満足。そういえば定番清水寺に今回は行かなかったな。瓢箪屋はどうなっているのだろう。清水の豆人形はどうなっているのだろうか。