「河村目呂二の世界」展を見に行く 2010年8月1日
今年も河村目呂二の展示会が始まる。河村目呂二といっても一般にはほとんど認知されていないが、猫好きならばその名前を聞いたことがある人も多いはず。そんな目呂二の今年の展示会第一弾が軽井沢で開催される。今年はこの後、瀬戸の招き猫まつり、昨年に引き続き軽井沢の追分と立て続けに展示会が開催され、来年年明けには谷中でも展示会が予定されている。
仕事や毎年恒例の北海道行きの関係で行けるのは初日しかない。そこで急きょ軽井沢に向けて出発となったのでした。夏休みに入りしかも高速道路の休日割引がある日曜日であり、観光地の軽井沢であるので渋滞を避けて早めに出発する。
朝早い時間に着いたので駅前の安い駐車場でひと休み。雲が多くちょっと心配な空模様。
しばらくすると薄日も射してきて暑くなってくる。開館時間が近づいてきたので旧軽井沢に向かって歩きながら散策する。2kmほどあるがちょうどよい散歩だ。さすがにこの時間帯になると人も多くなってくる。
民家の壁や窓に展示会のポスターが貼ってある。
ちょっと怪しい雲行きだったが・・・ | こんなところにポスターが | ここにも |
---|---|---|
ここにも | 駅の観光案内所にも |
8月1日は軽井沢に初めて別荘を建て、自然や避暑地としての軽井沢を紹介した宣教師のA.C.ショーを讃える「軽井沢ショー祭」が開催される。
「河村目呂二呂二の世界」展ポスター |
---|
まずは旧軽井沢を散策してみる。さすがに新しいおみやげ屋などが建ち並び観光地化しているがその間に古くから営業している店も点在している。やがて店がとぎれ古い漢字の旅館が見えてくる。江戸時代創業の老舗旅館である「つるや旅館」だ。
さらにその先に続く木立の中を歩いていくと今日ショー祭を開催するショー記念礼拝堂がある。
今日の目的は目呂二展なので引き返すことにする。
江戸初期創業のつるや旅館 | この先にショー記念礼拝堂がある | |
---|---|---|
すでに軽井沢観光会館の周辺はかなりの人出になっている。会場である軽井沢観光会館は、木造2階建てのクラシックな外観だが平成7年築の新しい建物だそうで、以前使用していた旧軽井沢郵便局舎は軽井沢タリアセンに移築されたのだそうだ。
さて今回の『河村目呂二の世界』展だがパネルを多用して河村目呂二の人物像を紹介している。
あまりごちゃごちゃ言うより企画・構成をされている目呂二ライブラリィのブログ「セミーノカフェ」をごらんいただいた方がわかりやすい?だろう。
やっぱり見てもわからないかな?それほど目呂二は多方面で活動していたのだ。
ブログの中にある『 ・・なんだかよくわからないんだけど ・・なんだかけっこうおもしろい』
これが目呂二の魅力ですね。
本企画展会期 2010年8月1日〜15日 | |
---|---|
「河村目呂二の世界」展リーフレット | |
企画展入り口 | |
目呂二の生い立ち | 大正風俗のスケッチ |
今回の企画展ではあらためて目呂二の多方面にわたる人脈とそれに伴う活動範囲の広さを感じ取れました。入り口にある6枚の作品パネル。それだけでも活動範囲の広さがわかります。
膨大な資料の中のほんの氷山の一角。しかしそれはこれから続く企画展の入り口でもあります。
今回の企画展の展示を見て判明した事実もありました。また清原ソロさんにお話を伺い判明したこともあります。たとえば縁福猫(いわゆる芸者招き)の賛助者「成P芳子」氏や目呂二の作品に見られる不思議なサイン、あるいは目呂二作品のモデルなど。これらも少しずつ記載していかなければならないと考えています。
帰りに駅に向かう途中の朝市でデントコーンを買う。1本30円。10本買うがかなりおまけしてくれた。大きな白桃1個150円。2個買う。
さて日曜の高速道路は混むので早めに引き上げるとしましょう。昼食は昨年教えてもらった中軽井沢の福幸亭。ここのカツカレーは安くておいしい。カレーが絶妙の味だ。せっかく軽井沢まで来たのだから新しい店に行ってみたいところだが、行ったことがある店ならはずれはない。
店名がいい! | カツカレー 900円! | |
本日のおみやげ 軽井沢の朝市で買ったデントコーン |
今後の目呂二企画展予定
・「ねこの先生 河村目呂二展」 2010年9月25日〜26日
来る福招き猫まつり
会場:愛知県瀬戸市民文化センター
・「あけび、秋いろ、浅間山」 2010年10月28日〜11月3日
会場:追分コロニー 長野県北佐久郡軽井沢町追分612
・「ねこの先生 河村目呂二展・東京展」 2011年1月6日〜16日
会場:ギャラリー猫町 東京都台東区谷中2-6-24
※今回初めて黒の背景でページをつくってみました。見やすさなどはどうでしょうか?