「ねこの足音」(佐山泰弘個展)を見に行く (2011年6月18日)
毎年恒例のボザールミューでの佐山康弘さんの個展を見に行く。今年もブラブラしたかったので地下鉄で行くことにした。
レモン社で中古カメラを眺めていく。ライカに手を出すと身を滅ぼしそうなのでパス。ローライマチックが20000円で出ている。からくりのようなおもしろいカメラだ。もう少し安ければな・・・・・。
今回はちょっと志向が変わって | DMが来ました |
今日もビルの前には猫くんがいる。今日の銀座猫は三毛くんだ。個展を見に来たと思われる女性にかまわれている。帰りにかまってやろう。
入り口にいつもの猫が | ||
ボザールミュー入り口 |
今回の佐山さんの個展は陶芸・日本画と今までの作品と少々内容が異なっている。
ギャラリーに入ると正面の大きな日本画が目に付く。
佐山さんにお話を伺うと、日本画はまったくの独学で見よう見まねで始めたのだそうだ。猫の白は胡粉を使っているとのこと。独学というのはある意味で自由がきく。それだけに今までの日本画にない新しい境地も開拓できるかもしれない。これからの進展に期待!
作品の中に外の三毛くんに似た作品があった。そう思っていたら、まさに外の三毛組んだそうだ。もう一匹はやはり近所で見かけるご近所猫。
うちの猫(こ)は立体だけでなく、日本画の平面作品も制作を始めたそうです。長毛猫の受注はまだないそうだがどんな仕上がりになるか今から楽しみである。
今回の陶芸作品には風鈴も加わっている。揺らしてみると思ったより高い音がする。同じくらいのサイズなら厚みが音色を決めるかと思ったら、釉薬で音色がかなり変わるのだそうだ。奥は深い。
外猫の写真が2枚あった。ミューのオーナー宮地さんにうかがうとご近所猫で三毛の方が「みぃちゃん」、もう一匹が「しーちゃん」というのだそうだ。佐山さんの作品もこの二匹を描いたものだった。三毛くん(さん?)は結構な歳だそうだ。これからも元気で暮らしてほしい。
帰宅して知ったのだが、佐山さんの愛猫みーちゃんが3月に亡くなったそうだ。19歳10ヶ月だそうだ。こちらも年度末から慌ただしかったのですっかりHPともご無沙汰していたが、今回佐山さんのHPを訪問してみて初めて知った。まさに佐山さんの猫づくりの原点であり、モデルでもあったみーちゃんだった。すべての猫の仕草はきっとみーちゃんを観察してのことなのだろう。残念ながらモデル猫はいなくなってしまったが、これだけ長くいっしょに生活し観察してきた佐山さんの頭の中にはみーちゃんのすべてのデータがインプットされていつでも情報として引き出せることだろう。これから制作していく作品もきっと白黒の日本猫になるのかな。
佐山さんのサイトへ |
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思い出のみーちゃん | ||
ミーちゃんの 「いやーん」 | みーちゃんの「んっ」 | みーみー |
さて12月の個展では佐山さんはどんな作品を見せてくれるのだろうか。楽しみにしていよう。なお、注文してあった「ちーから(小さなからくり物)」はまだ制作中とのこと。
外に出ると先ほどとは違う茶色の毛が混じったネコ君だ。これが「しーちゃん」。早速持ってきたカリカリをあげる。ちょっと食べてやめてしまう。けっこうエサをもらっているようだ。この猫以前の写真を捜してみたらすでに2年以上前に相手にしていた。かなり長く居着いているようだ。ちなみに昨年は三毛くん(みぃちゃん)だった。車の下にみぃちゃんもいた。同時に見ることはこれまでなかった珍しい光景だ。暑い夏を乗り切ってまた冬に会おう!
2011年の「しーちゃん」と「みぃちゃん」 | ||
2007年のしーちゃん 2008年のみぃちゃん 2009年のしーちゃん |
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しーちゃん | みぃちゃん |