またまた今年も酉の市へ行く
(20010年11月7日一の酉 11月19日二の酉)
一の酉編(11月7日)
毎年書いているが寒い季節になってくるとそわそわし始める。そして年末近くの恒例行事、酉の市に行かなくては年を越せない。
今年は11月7日と19日の2回ある。しかも日曜と金曜と曜日の組み合わせがいい。
一の酉の11月7日は日曜日で開始午前0時の一番太鼓に合わせていこうと思ったのだが残念ながら出損なってしまった。夕方から出かける。酉の市はやはり電球に照らされた時間帯がいい。今年はそれほど寒くない。最近定位置となりつつある駐車場に車を止め、富士神社方面から接近する。混み合う車道の屋台側は避けて裏側の歩道を歩く。だんだん人が多くなってくる。しかし日曜なのでもう少し人出が多いかと思ったが予想ほどではない。
正面の様子を見に行くと混んでいるのでショートカットして脇道からはいる。
ここがあの初詣の大鷲神社のスペースとは思えない | たった一軒だけの大頭売り | |
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茶髪のおねえさんではありがたみが・・・ | 一粒萬倍の種銭 | |
なでおかめ | 今年も酉の市クイズ | |
こちらは酉の市のお寺「長國寺」 | ||
お馴染みのおみくじ |
お参りも混んでいるので脇からで済ます。「割り込みをしないで下さい」と警備員が叫んでいるがこれは割り込みではないから大丈夫だろう。種銭交換所の脇に「なでおかめ」があった。今まであっただろうか。記憶にない。
「茶髪じゃありがたみはないよな〜」とは近くにいたおじさんの一言。たしかに社務所には合わない。
長國寺のおみくじはやはり見ていておもしろい。何を唱えているのか来年はぜひ聞き遂げたい。
浅草鷲神社オフィシャルページへ
鷲在山長國寺オフィシャルページへ
鷲神社熊手店配置へ
とりあえずいろいろな店を見て回り、猫を捜す。毎年見かける富くじはある程度の金額の熊手を買った人が引けるのかと思っていたら、まさに宝くじと同じで金を払っての富くじのようだ。
酉の市の歴史と知識を得よう | ||
酉の市クイズメイン会場? | 富くじ | |
通路はにぎわっています | 招き猫の盛り合わせ |
さて最近はよし田と八百代が中心となってしまった。
よし田はもちろん人気の宝船熊手。材料も紙や竹など天然素材で合成樹脂などは使っていない。遅く行くと売り切れてしまう。今回は吉田啓子さんの姿が見えなかった。
種類は一種類のみで大きさが異なる | なじみ客の手締め |
歌舞伎や落語など伝統芸能人の客が多いのも特徴 |
次はいよいよ八百代の中店へ。ここは熊手ワンダーランド的な楽しさがある。よし田とは対照的に顧客の注文に応じた創作的なものが数多くある。もちろん伝統的な熊手も扱っている。今年はどんな熊手が出ているだろうか。それを見ているだけでもおもしろい。
オッ!いるいる干支のウサギが。熊手は一般家庭では飾りにくいが、ここの「おまんじゅう」という置物は手軽に飾るには大きさも価格もちょうどいい。その他にいろいろな種類の置物があるので八百代のホームページを参照して欲しい。
八百代中店 | 干支のウサギがいた | このウサギは招き猫を改造したな |
御神酒? | ||
手締めに気合いが入る | おにいさんの頭はラビット | 「この手は招くよ」 |
稲穂もおもしろい | 今年も歓迎されちゃいました |
今年も歓迎されちゃいました。これを出されたら買わねばならない。色々検討したあげく今年は「福来い」。緋鯉と真鯉で迷ったが真鯉に決定。要するに「福鯉」としゃれているのだ。だいたい縁起物自体しゃれの世界だ。正月のおせちにしてもまさにしゃれづくしだ。もう少し大きい物が欲しかったがこの手の大きいものはないようなので今回はこれで妥協する。けっこう売れてしまったのだそうだ。やはり一番太鼓で行かないといけないようだ。
「気合いでかっこめでかい福」の猫の気合いがいいな。
「気合でかっこめでかい福」 | 燃える目がgood! |
おまんじゅう色々、今回の購入品は中央の「福来い」 | |
大きな熊手お買い上げ |
お兄さんの頭、今年は干支のウサギでした。
今年も蝮一家目立ってます。なぜか虎と辰がにらみをきかせている。来年は寅年と辰年の間ということでもなさそうだが。発注者は雲足さんと言うのだろうか。でも読めない。
今年も蝮一家ありました |
これを見なくては年を越せません。今年はどんな招き猫が登場するか。もちろん『喜塗工』の特注熊手。ん??熊手か?熊手じゃなかった。
毎回猫が登場する。今年は一斗缶の御輿を担ぐ縁起物たち。御輿の前で刷毛をふるう猫は気合いが入っている。飛び散るピンクのペンキやそれを浴びる縁起物たちといつもながらなかなか凝ったつくりだ。置いてあった名刺をもらってきたのだがポケットに入れたまま洗濯してしまった。
一斗缶御輿を担ぐ縁起物たち | |
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一斗缶の上でローラーを持つ猫 | ちょっと違う方向から |
七福神、達磨、たぬき、かえる何度もあり | |
飛び散るペンキ | |
御輿の前で刷毛を持つ猫 | 飛び散るペンキを浴びる縁起物、ここまでやる |
今年も「八百代」にはお世話になり、楽しませてもらいました。また二の酉にも来そうだ。
酉の市といえば最近はたぬき煎餅を買うのが定番となってしまった。今回も一枚焼いてもらった。
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たぬき煎餅も定番になった |
気がつくと予定よりかなり長い時間楽しんでいた。
久しぶりに浅草近くまで行き、ラーメンを食べて帰るのだった。
二の酉編(11月19日)
仕事が終わり職場から直行する。直行といってもちょっと夜のスカイツリーを見に行く。
低い雲に地上の光が反射し、さらに月が加わりなかなかおもしろい画像になった。
今回の二の酉は一の酉と違い、平日しかも週末の金曜とあって会社帰りが多い。人出は明らかに一の酉より多い。今回も混んでいるので脇道から入り込む。
ちょっと脇道から失礼 | ||
社殿前まで行くのは大変 | ||
なでおかめには列ができている | ||
これもおもしろい 八百代ではミニかぐや姫という | 招き猫は熊手の標準装備になっている | |
これだ!招き猫改造ウサギ |
まずはよし田を偵察に行く。
吉田啓子さんは社務所近くの小さな店の方にいらっしゃった。今年も歳を感じさせない背筋の通った姿勢で客を迎えていた。
こちらには吉田啓子さんは不在でしたが | 宝船熊手 | |
社務所に近いこちらにいらっしゃいました | ||
年齢を感じさせないしゃきっとした背筋 | ||
よし田関連ページ (昨年までのオフィシャルページは リンク切れ) 「日本吉を紡ぐ」より |
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手締めのあと、会社に持っていくのか |
会社帰り?の集団が上司と携帯電話でやりとりしながら大きな熊手を検討している。きっと初めてなのだろう。成り行きを見守る。この交渉成立までの過程がおもしろい。おおきなよし田の熊手お買い上げ。誇らしげにかざしながら帰って行くのであった。
今回も八百代にへばりついて客の動向を見ていた。気になっていた蝮一家はもう受け取りに来てしまったそうだ。熊手がしっかりつかんで福を放さないミニ置物もおもしろいアイデアだ。
「景気がぴょんぴょんはねるといいね」 | 毎年出るリバーシブル熊手 | |
ちょっと伸びたかな? | おまんじゅう2点 |
八百代ホームページ
今年の八百代では二人の国会議員の出締めに出会った。与党も野党もとにかくお互いをけなすだけでなく、国民本位で考えて景気向上させて欲しいね。
来年こそは景気回復!!給料上がれ! | |
北原工業も気になる | 金属関連会社のようで銀色の金属光沢 |
今回も元気よく手締め | 「八百代」蔵店で見かけた |
来年は辰年なので辰と共に景気上昇などという縁起物が並ぶんだろうな。
今年も遊ばせてもらいました八百代中店。また来年も遊ばせてください。
長國寺のおみくじはいつ見ていても飽きない。今回もしばらく見てしまった。
こちらは酉の市の寺「長國寺」 | ||
長國寺のおみくじ | 堤消防署の特注品? |
警備の堤消防署のテントにも特製熊手があった。中央にAEDとはさすが消防署。
今年もにぎり福の売り場には干支の金平糖がある。でも招き猫パッケージの方がかわいい。いつも撮影だけなので来年は招き猫を買ってこなくては。もちろん名物切山椒の店もとなりの定位置に出店している。
にぎり福 | 干支と招き猫の金平糖 | |
切山椒の店も多く出ている |
最近は啖呵売も少なくなった。あの寅さんの口上を言いながら売る手法である。七味唐辛子も何軒か出店しているが、この店が一番テンポがいい。この調子につられてみんな集まってくる。常連さんも多いようだ。そういえばバナナのたたき売りは見なくなった。これだけバナナが安くなると商売として成り立たないのだろう。
そして一の酉でも買ったたぬき煎餅でまたお世話になる。もうたぬき煎餅の製造元も出店も夜店では絶滅危惧種に近いそうだ。このたぬき煎餅もワンシーズンで使い切るので仕入れの数を見極めるのも技量なのだそうだ。
啖呵売の七味唐辛子売り | この店が一番調子がいい | |
今回も焼いてもらった | これがたぬき煎餅のの元 | |
イルミネーションの街路樹を見ながら帰る |
今年もうんと楽しませてもらいました。来年は一の酉11月2日(水)、二の酉11月14日(月)、三の酉11月26日(土)と三の酉まである。曜日はそこそこ。一の酉が一番太鼓で行くにはちょっとと言う感じだ。
でもきっと2回は行くだろうな。
今年はアップするのが遅くなってしまい何だか間が抜けてしまった。来年の参考にでもしてください。