2022年3月 | ||||||
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記憶が新しいうちにメロ君の最後の瞬間を記録しておこう まだ口呼吸もしておらず、呼吸数毎分20回。もうしばらくは大丈夫そうなので支援物資を持って母親と地域猫の様子を見に行く。 帰りに病院に寄っていろいろ話をして主治医のアドバイスを受ける。 17:30 帰宅して様子を見ると口を少し開けて呼吸数が毎分30回に上がって小刻みになっている。もう長くはないと直感的に感じる。まだ少し時間がありそうなので早めに夕食を食べて様子を見守ることにした。20時近くになってメロ君が鳴いた。医者からも猫は最後の時に鳴くことがあると聞いていた。でも昨日も鳴いている。今日は状況が違いそうだ。 鳴いた後、頭を持ち上げて大きく口を開けてハーハーと大きく深呼吸するような仕草をする。舌も出てしまった。その後、頭を戻して呼吸が止まった。20:00ジャスト時間を待っていたかのようだった。舌も元に戻っている。鼓動を耳を当てて確認するとまだ細動が続いている。鼓動確認の時、ため息のような呼吸が1回あった。これは心停止後の二酸化炭素を排出する反射によるもののようだ。瞳孔反応もなくなった。死亡確認。死亡時刻を呼吸が止まった3月23日20:00とする。 医者の話通り亡くなる前に鳴いた。不安なときに鳴くようなのでこれまでに鳴いたのもそれが原因かもしれない。最後の力を振り絞って頭を上げたようだ。舌を出したままなくなる動物もいるようだがメロ君はしっかり元に収まった。呼吸が止まって、ほとんど機能はしていないかもしれないが心臓は最後まで動いているそうだ。 目を見開いたまま亡くなったのはまいった。閉じさせるのに苦労した。テープを貼ることもあるようだ。亡くなって定位置に移動させたが、鼻から体液が漏れ始めた。死後ひじょうに早く始まる。出てくる量は結構多いので吸収させるべく対応をとる。ヒトは仰向けにして鼻栓をしてしまうのであまり意識しなくて済むのだろう。翌日鼻栓をしてみたが猫の鼻の穴は小さいので難しい。綿棒も考えたが我が家にあったのは太くて入らない。ペットの葬儀会社ではやはり鼻栓で対応するところもあるようだ。 体温の低下も観察してみた。長毛ということもあるだろうがかなり長時間温かい。ヒトの場合、直腸での体温低下は1時間あたり0.5〜1.0℃ということだ。死後硬直も意外に時間がかかる。体重測定をしようと思ったがヘルスメーターの上で身体が垂れ下がってしまうために途中で断念。4.4kg以上はありそうだ。メロ君はでかいので棺に入らないと困る。まして尻尾が死後硬直したら目も当てられない。とりあえず前足を後で洗浄しやすいように少したたむ。後ろ足もじゃまにならない程度にたたむ。それでも死後硬直で後ろ足は伸びてしまった。尻尾は筋肉量が少ないためか死後硬直しなかった(あるいはわからない程度)。 翌日身体の汚れた部分を少し洗浄した後、ドライヤーで乾かしたが、ドライヤーの風で尻尾が飛ぶほど自由自在に動いた。尻尾で遊ばれているメロ君は迷惑がっていただろう。 引き取りまで時間がかかった先月のレオ君は冷蔵保存されたため硬直が強かったように感じる。それとは異なり、死後硬直は比較的弱かったような気がする。しょっちゅういろいろ触りまくって慣れてしまったからそう感じたのかもしれない。翌日体重測定を再度試みたがやはり身体が下がってしまいうまくはいかなかった。4.6kg+というのがだいたいのところ。おそらく4.7kg程度だろう。25日の朝には脚の硬直はまだあるが、首はグニャグニャ状態で自由に動かせた。 最後まで観察対象になってしまったメロ君であった。 3月26日記 |
2022年3月23日20:00 メロ君が亡くなりました |